陰口を言われた時に本当に意識すること
皆さん、こんにちは。
今日のテーマは『陰口』です。
最近、「陰口・悪口を言われたら気にした方が負け」というような持論を展開している投稿を某SNSサイトで拝見いたしました。
間違ってはいないと思いますよ。確かに、陰口を一つ一つ気にしていたら埒が明きません。陰で聞こえる言葉なんて放っておいて前を見て生活した方が、よっぽど生産性が上がります。
だけど、僕らは人間なんです。スーパーマンではない。陰口を言われれば傷つくし、少なからず気にしてしまう。それを無理して「気にするな」と正論をぶつけることは、傷ついた心を無理やり隠せと言っているようなものだと思います。
そんなことをしても、傷つくものは傷つくし、気になるものは気になってしまう。
だから、陰口を言われた時には、この考え方が大切なのです。
『陰口の裏側を探してしまえ』
ん?裏側?どういうこと?
って思いましたよね。
ご安心ください。
きちんとご説明いたします。
それでは参りましょう。
陰口に対するマインドのポイントは3つです。
陰口に対するマインド
この3ポイントを意識したうえで、陰口の裏側を探します。
まず①
気にしても構わない
有名な話で高齢者とロバの話があります。
このお話の本質的な部分は、何をしても批判は出るということ。
- おじいさんがロバに乗っておばあさんが歩いた→おばあさんを歩かせるなんて男じゃない。
- おばあさんがロバに乗っておじいさんが歩いた→おじいさんを歩かせるなんてお嬢様みたいだ。
- 2人ともロバに乗らずに歩いた→正しいロバの乗り方も知らないのか。
- 2人でロバに乗った→ロバがかわいそうだ。
この通り、どんなロバの乗り方をしても別の視点から人々は批判をしてきます。だから、「気にするな」ではなく「この人はこういう視点を持っているのか」で良いのです。
次に②
相手は何故言ったのか
を考える
ここの大切な部分は、相手の価値観を知るということ
陰口で悩んでいる人の多くは、なぜ言われているのかわからないから悩んでいるのではないでしょうか?
①のロバの話にしても、批判をしてくる人はそれぞれ自分なりの価値観を持っています。その価値観を理解することで、相手にとって何が陰口に値することなにかを認識でき、陰口の本質的な部分を把握することが容易になります。
最後に③
陰口で返さない
『この人はこういう視点を持っている』、『相手の価値観を知る』これが出来てしまうと怖いのは相手の嫌がることを平気でできるようになってしまうということです。
『これを言えば相手は嫌がるだろう』、『こういう噂を流してあいつを困らせてやろう』これは、悪循環の始まりです。絶対にやめましょう。
これら3つを認識したうえで、本記事のテーマ
『陰口の裏側』
とはなにか。
それは、物事には目には見えていない部分があることです。
例えば、ロバの話であれば
別の視点から言い換えが出来ます。
- 男じゃない→なんて優しい奥さんなんだ
- お嬢様だ→なんて優しい夫なんだ
- ロバの正しい乗り方も知らないのか→ロバを大切にしている
- ロバがかわいそうだ→2人も乗せられるなんて立派なロバだ
つまり、陰口を言われた時に大切なのは『陰口の裏側』を探して良い部分に目を向けることであると私は考えています。
そうすることで、陰口を悪い方に考えることがなくなり、楽な気持ちで気にすることができるはずです。
ぜひ、今度、陰口を聞いてしまったら試してみてください。
それではまた、次のテーマで会いましょう!